第33回 WORKSHOP報告(3月3日) / 参加者81名

みなさまこんにちは。

3月3日(土)に開催されたworkshopの報告をさせていただきます。

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《 今回のworkshop 》

○workshop参加人数:81名(うち新人の方:11名

○【前半】:「性別」をテーマとしたディベート

○【後半】:「私が首相になったら」というテーマで、1分間のスピーチ

○【懇親会】60人以上の方がご参加

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(真剣な表情!)


(今回も80人以上の方々にお越しいただきました!)

今回の会場は本町近辺の会場でした。
比較的新しい建物で、シアトル系のコーシーショップもあり、
駅近!条件がそろってます~

通常のworkshopでは、discussionを中心に活動している
E’s clubですが、materialの作成を「絶対ディスカッション」に
しなければならない、と制限しているわけではなく、むしろ
新しい試みを歓迎しています。
今回は、前半後半ともにdiscussionではなく、[前半]debate
[後半]speech と、新しい形のpracticeとなりました。


(新人の方が自己紹介中です)


(こちらも新人の方です)

○【前半】:「性別」をテーマとしたディベート
今回の前半はOさんに作成していただきました。
3月3日は、ひな祭り、女子の日!ということで、
男女にまつわるトピックでディベートを提案して
くれました。
6人グループをさらに2:2:2に分けて、
2:2がディベート、残りのお二人がジャッジ。
ディベートにはジャッジ基準が存在します。
たとえば、全国高校英語ディベート連盟では
○公正性(fairness)
○客観性(objectivity)
○説明責任(accountability)
の3つの心構えが必要とあります。
ただ、今回のdebateのmaterialを作成された
Oさんは、勝敗の判断基準として
○発言の面白さ
を挙げられ、これが今回のdebateの特徴となりました。
議論は真剣ながらも、笑いが頻繁に起こって、
とても楽しい時間となりました。
可憐な外見からは想像がつかない、ユーモアたっぷりの
Oさんらしいmaterialでした。
ありがとうございました!


(前半の作成をありがとうございました!)

○【後半】:「私が首相になったら」というテーマで、1分間のスピーチ
後半はinternational schoolにお勤めのAさんに「英語で首相演説」
のmaterialを作成していただきました。

6人グループになって、一人1分ずつ順番に演説をし、最後にグループ内で
投票をして、そのグループの当選者を決める、というmaterial。
演説後は5分間の質疑応答タイムで、テーブルメンバーからの鋭い
質問にも返答しなければなりません。
それぞれのテーブルで、起立して立会演説をする、という選挙さながらの
演説です。事前準備も必要で、始まる前はかなり皆さん緊張の面持ちでしたが、
事前準備をしっかりされていたこともあるのか、多くの方が流暢に、そして
持ち時間いっぱいの演説をされておられました。
workshop終了後に
materialの感想を聞いてみましたが、
「思っていたよりもっと楽しかった!」
「意外にうまく演説できた!」
「public speakingのとてもいい練習になる!」
と多くの好意的なご意見をお伺いしました。
作成者のAさんは「ディスカッションなど、多くの人のなかでは
発言しにくい、と感じている人も、スピーチならしっかり
自分の発言の時間を確保できることが、このmaterialを提供した
理由の一つです。」とおっしゃっていました。

みんながそれぞれの実力を発揮することができる
materialを作成していただき、ありがとうございました。


(後半の説明中です)

それでは今回の案内メールをご覧ください

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私たちと一緒に英語で話をしませんか?ご興味を持たれた方は、

入会申込フォーム

https://english-speaking-club.com/cms/?page_id=93

よりお申し込みください。お待ちしています!

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<英語サークル E’s club 第33回workshopのご案内>

今回のマテリアルの前半はOさんに、後半をAさんに作成していただきました。

前半は性別をテーマにしたディベートを行います。

後半は「私が首相になったら」というテーマで、

みなさま全員にスピーチをしていただきます。

今回はいつもより準備が大変になると思いますが、

みなさま1分間のスピーチを忘れずに作成してきてください!
[今週のマテリアル]

<first half>

みなさまはじめまして。Oです。 3月3日はひな祭り、女の子の成長をお祝いする日ですね。

とはいえ、近年、看護婦を「看護師」と呼び変えたり、 「イクメン」(育児に励む男性)や

「オネエ」(女性のような男性)という言葉ができたりと、

男女の性別の差が以前ほど感じられなくなっている気がします。

ということで、今回は性別にまつわるトピックについてディベートしていただきたいと思います。
(1)1テーブル6名になって座ってください。

Make a party of 6 persons.

(2)グループの中で、さらに2人ずつのチームに分かれてください。

Divide a party into 3 teams. (Each team consists of 2 persons.)

(3)その3つのチームをA、B、Cチームとします。

Here, these 3 teams are named A, B, and C.
(4)まずAチームとBチームが対戦。 下記のテーマ集からテーマを選び、

テーマに対してYES NOのどちらをサポートするかを決めて、10分間ディベート。

Firstly, team A faces team B. Choose a theme from a list below.

Each team decides YES or NO toward the theme.

Then debate on the theme for 10 minutes.
(5)Cチームはその10分間のディベートのあいだ、

AとBの対戦を評価・採点してください。

Team C members evaluate the debate between team A and B during the 10-minute match.

 

(6)10分後、Cチームの2人は、そのディベートの勝敗ジャッジをしてください。

After the match, each team C member makes a judgment on the debate.
(7)Cチームの2人は、勝敗ジャッジをしたあと、1人ずつそのディベートの感想を述べてください。

After deciding the winner, each team C member gives feedback of the debate to team A and B members.

(8)(7)まで終了したら、A対C(ジャッジB)、B対C(ジャッジA)のディベートを行ってください。

Repeat (4)~(7) between team A and C, team B and C.
【ジャッジの基準】

通常のディベートでの基準となる <公平性、客観性、説明責任>

に加えて <発言の面白さ> が重要な基準となります(作成者のOさんより)

※通常のディベートでのテーマ(論題・resolution)は 「~べきだ、~である」

という形式ですが、今回のテーマは特別にQ形式にしています。

 

<テーマ>

① 男と女、どちらが得か?

Which is better, men or women to live?
② オネエは女性として受け入れられるべきか?

Do you think men who want to be women should be accepted as women?

③ 女性が働き、男性が主夫をするのに抵抗を感じるか?

Do you feel uncomfortable when women work to support their families financially and men stay at home?
<latter half>

 

“If I were a prime minister in Japan, …”

 

★「私が首相になったら」というテーマで、1分間のスピーチをしてください。

<準備>

「私が(日本の)首相になったら」というテーマで、当日までにスピーチの原稿を用意してきてください。原稿を見てもいいですが、できるだけ見ないでスピーチをできるように練習してきてください:)

 

<当日の会場で>(幹事がまとめて会場全体の時間管理を行います。)

1.5~6人のグループを作ってください。

 

2.一人1分(2分以内厳守)で、スピーチをしてください。

 

3.スピーチの後、聞いている人は、スピーチの内容に基づき、市民の立場で質問をしてください。質問・応答時間は5分です。必ず一人一つは質問するようにしてください。

 

4.同様の手順で、メンバーの各人が一人ずつスピーチをして、Q&Aをしてください。

 

5.最後の人のスピーチ、Q&Aが終わったら、各グループ内で一人いいスピーチをした「首相」さんの名前を紙に書いて、投票してください。

(紙は当日会場にてお配りします)

評価の観点は、英語だけではなく、説得力、表現力なども加味してください。

 

6.各人が名前を書き終わったら半分に折って、テーブルの中央に置いてください。

全員が書き終わったら開票して、いちばん票を多く獲得した人が優勝です。

 

<Sample speech form for beginners >

以下は、スピーチ準備のための手順です。スピーチをしたことがない方はぜひご参考にしてください。

中級、上級の方は、以下のスピーチの枠組みに従わなくても、ご自分で作っていただいてもちろん大丈夫です。

基本的なスピーチの構成

Introduction——–何について話すか

Statement———-自分の考え

Supporting details———–自分の考えをサポートする例え(体験談や具体例、理由など)

(スピーチの長さによりますが、2,3個あればいい)

Conclusion———まとめ(自分が最初に述べた考えを再度言う)

 

<初め>:聞き手を引きつけられるキーワードとなる言葉を用いて、まず先に言いたいことをしっかりと簡潔に述べる。

思いつかない人は以下のフレーズを使ってください。

If I were a prime minister in Japan, I would build more ******* society.

 

<なか>:<初め>のところで述べたキーワードを具体的な例や根拠とともに説明する。

具体的な例は、2~3個あるのが望ましいですが、難しい人は1個だけでも大丈夫です。

主張(statement)とそれをサポートする例や詳しい説明をしてください。

Firstly, I am going to change

Secondly, I am going to do

Thirdly, I oppose to

スピーチをする上で役立つ例示の表現は

First of all, / Firstly, / Initially, (はじめに)

Secondly, / Second, / Next, / Also, / Then, (二番目に)

Thirdly, / Third, / Then,  (三番目に)

Lastly, / Finally, / Ultimately,     (最後に)

 

対比の表現は、

On the other hand, (一方)

On the contrary,  (反対に)

Contrary to ○○  (○○とは反対に)

 

根拠を表す表現は、

The reason why I make such a suggestion is that ~

The reason for this is ~

Because I believe that ~

 

<終わり>初めに自分の意見を言い、スピーチの最後に初めに言ったことを違う言い方で繰り返して言うのが良い。

結論を表す表現は、

In conclusion, / I conclude ~, / As a conclusion, / As a result, / Therefore, / Thus,

 

全体的なスピーチをまとめとして再度繰り返し、最後に述べる。

Today, I talked about that ~. / In closing, ~. / As a whole, ~. / In conclusion, ~. / I conclude ~.

The conclusion to all this is that ~.

As a conclusion of my speech, ~.

 

スピーチではI think(思います)を避けたほうがいいです。

英語のスピーチにおいては、個人的な意見であっても、基本的に全て断定的に、「~である」と言ったほうがいいです。

あいまいな言葉は避けないとスピーチにならないと思われるみたいです。

どうしても使いたい場合は

I strongly believe that ~

I am definitely sure that ~

など、強めの語を用いたらいいと思います。

 

では、準備が大変かもしれませんが、がんばってください。

みなさんのスピーチを楽しみにしています。

中・上級者の方のスピーチは、以下のサイトをご参考にしてみてください。

http://gaikoku.info/english/president.htm

http://gaikoku.info/english/column/obama_inaugural_transcript.htm

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ご興味を持たれた方は、

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https://english-speaking-club.com/cms/?page_id=93

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