みなさんこんばんは!
第27回workshopの開催報告をさせていただきますね。
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参加人数:80名
うち新人の参加者:8名
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開催場所として、淀屋橋の会場を使用することが多いのですが、
12月14日から「OSAKA光のルネサンス」が開催されるようですね。
workshopがあった3日の時点では、まだ開催されていませんでしたが
周辺はすでにきれいなイルミネーションで彩られていましたね。
今回も前回に引き続き、NATIVE講師の方にお越しいただき
ディスカッションをfacilitateしていただきました。
<前半>
今回のマテリアルは子供たちの英語教室でご勤務されている
Oさんに作成していただきました。
「背筋を伸ばして座りなさい」
「肘をつかないで」
など、基本的な動作なのに、英語が出てこないご経験はありませんか?
Oさんがお仕事で子供に英語を教える際にも、そのようなことがあったそうで、
言えそうで言えない日常表現を日本語でカードに書いて、それを
英語にする、というマテリアルを作成してくださいました。
これが非常にメンバーに好評で、
周りのみなさんが使ったフレーズや、辞書で調べた情報を
ノートにしっかり取られている方も少なくなかったです。
このマテリアルは1度だけではなく、違うフレーズで
今後またやりたいですね。
Oさん、お忙しい中このように実用的なマテリアルを作成して
いただきありがとうございました!
<後半>
後半は「現在の経済システムは修正されるべきか?」という
テーマでYさんに作成していただきました。
経済のニュースは日々新聞やテレビなどで耳にすることが多いの
ですが、その内容について、周りの方々と議論することは
そう多くはないですよね。
グローバリゼーションにより、世界経済の融合と連携深化、
異文化交流の機会増加などの利点がある反面、
経済的格差が世界化され、貧困層が増加することは
大きな問題です。
Yさんは、以前市民活動にもご参加されていた関係で、
このような問題を身近に感じるとのことです。
難易度の高いマテリアルでしたので、今回はもうひとつ
カジュアルなマテリアルを用意しました。
テーマは「あなたの納得いかないこと」です。
こちらは後程の案内メールでご覧ください。
確かに難易度は高かったですが、みなさん事前準備を
しっかりしていただいたようで、ディスカッションは
滞ることなく活発な意見交換が行われていた印象です。
Yさん、お忙しい中非常に興味深いマテリアルを作成していただいて
ありがとうございました!
それでは今回の案内メールをご覧ください。
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<英語サークル E’s club 第27回workshopのご案内>
みなさまこんにちは、E’s club幹事のKです。第27回workshopの詳細をお送りいたします。
今回のマテリアルの前半はOさんに、後半はYさんに作成していただきました。
前半ではカードを使って日常的な英語表現の練習をします。後半は経済システムをテーマとしたディスカッションです。
[今週のマテリアル]
<first half>
E’s clubではいつも政治や社会問題、哲学的な事など多岐に渡るテーマでディスカッションしています。
自分の意見を英語で論理的に話せるようになることはとても意味の大きいことです。
それと同時に、英語を「使える」人になるには、勿論ながら日常的な表現がスムースに使えるようにも
ならなければならないでしょう。
私は子供たちに英語を教える仕事をしています。
レッスンは基本的にall Englishですることになっていますが…
とは言うものの、完全made in Japanの私の英語力不足から日本語を多用する事も少なくありません。
教室でプリントを配る際に
「一枚ずつ取ってまわしてください」と英語で言おうとして、言葉につまりました。
「背筋を伸ばして座りなさい」「肘をつかないで」「スペースからはみ出さないように書いてね」
「黙読しなさい」「鼻をほじらないで」
また、ワークブックの問題形式について注釈するとき、ゲームの説明をするとき、クラフトなどの作り方を教えるとき…などなど、
いつも表現に窮しています。
友人の看護師(英語勉強中)は、外国人の患者さんに
「ベッドに横になって膝を立ててください」が言えなかったと悔しがっていました。
日常では
tell / ask / explain / instruct someone to do something
―のような状況がたくさんあるかと思います。
今日はそんな、言えそうで言えない英語表現の練習をしてみるのはいかがでしょう。
(特に児童英語の先生風の内容が多い事についてはご容赦ください。)
★★★ We’ll give each group some cards which have Japanese sentences or instructions.
Take turns to draw a card, follow the instructions on the cards and express things in English.
Also, share the useful expressions with group members.
This might be rather easy to members who learned English abroad.
Please be models and show us useful-convenient expressions.
Thank you.
(※ 英語表現が記載されたカードは当日お渡しします)
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ここから後半です。
今回は初心者用のマテリアルをメールの最後に用意します。
経済システムのマテリアルはかなり骨太なテーマですが、
できる限りこちらに挑戦して下さいね。
<latter half>
Agenda: Should the current economic system be modified?
(現在の経済システムは修正されるべきか?)
Q1:Should joint-stock company observe social justice?
(株式会社は社会正義を守るべきか?)
<補足>
ミルトン・フリードマンの発言、「経営者の唯一の社会的責任は、株主のために多額の金を儲ける事、これが道徳的な義務だ。
社会や環境上の目標を利益に優先する(道徳的に振舞おうとする)経営者は、非道徳的だ。
企業の社会的責任が容認されるのは、それが利益追求の方便である時のみで、偽善が収益に寄与すれば良く、
道徳的善意も収益に繋がらなければ非道徳だ。」
あなたはこの考えに賛成ですか?反対ですか? その理由は?
Q2:Can the market system have ethics?
(市場システムに倫理性を持たせることはできるか?)
<補足>
市場システムは需要供給バランスで価格が決定されるため、
人の不幸が儲けるきっかけになりうる(便乗値上げ)など、倫理性を含有しないという欠点があります。
一方では市場システムは計画経済が実現に失敗した資源の効率分配という長所があります。
市場システムの長所を保ちながら倫理性を持たせることは可能でしょうか?
Q3:Some people say that the global economy is diseased system:
1.Do you think that globalization of the economy accelerate increasing the number of unemployed people, working-poor
and environmental destruction? Why do you think so?
2.Localization is said to be one way to correct harmful influence of globalization of the economy.
Do you agree with localization? And why do you think so?
(グローバル経済は病んだシステムという意見があります:
1.失業者増加やワーキングプア、環境破壊を加速していると思いますか?その理由は?
2.グローバル経済の幣害を是正する動きとしてローカライゼーションがあります。
あなたは賛成ですか?それとも反対ですか?その理由は?)
<補足>
グローバル経済は顧客をめぐる企業間の競争、雇用をめぐる他国の労働者との競争となるため、
より強いコスト低減圧力や買い叩きなど「底辺に向かった競争」を起こすという意見があります。
Q4:About economic growth:
1.Why do you think that economy need to grow? What are the advantages or disadvantages of economic growth?
2.Do you think economic growth is necessary? Or do you think that we have to change economic system not to need economic growth?
(経済成長について:
1.経済に成長が必要な理由は?成長で犠牲にされるものは?
2.成長は必要か?それとも成長が必要でない経済システムに変えていくべきか?)
<参考資料>
お役に立つにかどうか分かりませんが、参考にしたサイト等を紹介させてもらいます。
●経済システムについて
・市場経済とは
http://www.finance-dictionay.com/2008/04/post_225.html
・市場自由主義(Market liberalism) (Wikipediaより 一部改変)
利己的に行動する各人が市場において自由競争を行えば、その意図しない結果として(「神の見えざる手」)、
公正で安定した社会が成立すると考える思想(→アダム・スミス)である。経済的自由を重視する立場。
個人主義の哲学・世界観に基づく市場経済社会と、政治体制として最小限の政府(国防等の機能に絞った小さな政府)を理想とする「夜警国家」 を主張。
●Q1:
・映画『ザ・コーポレーション』紹介サイト
http://www.uplink.co.jp/corporation/story.php
企業不祥事の例(SweatShopと言われる労働搾取工場や、
予算削減・リストラ等で爆発事故を引き起こし環境汚染を起こしたBP等)を通して
企業の所有問題、法令違反、民営化の是非を扱った映画です。
●Q2:
需要と供給により価格が決定される市場システムでは、
投機資金の流入による価格高騰分を消費者が負担する等の問題が起きています。
資金市場においても、より利子の高い事業や金融商品に投資資金が流れるため、
収益性の低くなりがちな社会的事業や中小企業に投資されにくいという問題が起きています。
そのため現在の経済システムは、金融は実物経済のサポート(事業をしている人や会社に融資)するのではなく、
金融が実物経済を支配しているとも言われています。
そのような問題を是正する可能性のあるものとして下記が挙げられます。
・国際連帯税
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%80%A3%E5%B8%AF%E7%A8%8E
国境を越えて展開される経済活動に対する課税。
投機マネーによる急激な為替変動の抑制を目的として
現在、独仏首脳が通貨取引税の導入を提案しています。
また、フランス・スペインなど十数各国で『航空券税』が実施され、
途上国のエイズ治療費などに使用されています。
・イスラム金融
証券化やデリバティブなど実体経済から離れた投機が禁じられていて、
2008年の金融危機後に注目されました。
時間とともに、お金が物々交換に使われる時以上に価値を増やしていくこと、
つまり利子を取ることが禁じられています。
手数料を取ることは許されているようです。
●Q3:
・グローバリゼーションについての賛否
http://www.weblio.jp/wkpja/content/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%BC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3_%E8%B3%9B%E5%90%A6
・スティグリッツ氏インタビュー (グローバリゼーションについて)
http://www.globe-walkers.com/ohno/interview/stiglitz.html
TPP関連ニュースで話題になっている知的財産権制度、医療制度、アメリカの農業補助金についても言及されています。
ジョセフ・スティグリッツ
経済活動への情報の影響について扱う学問「情報の経済学」の分野の功績を評価され、2001年ノーベル経済学賞受賞。
クリントン政権の大統領経済諮問委員会委員長を務める。
・ローカライゼーション
クローズアップ現代“自給力” ~食とエネルギーを自給する暮らしの可能性~
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3108
地域で食とエネルギーを自給する地域自給の先進地として大きな注目を集めている
埼玉県小川町の事例等を紹介。
・お金の地産地消
「地域通貨に期待される役割」
(平成16年版 国民生活白書 ~人のつながりが変える暮らしと地域―新しい「公共」への道~より)
http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/h16/01_honpen/hm50301.html
●Q4:
・脱成長論について
「経済の成長は人を幸せにしない 経済哲学者・ラトゥーシュ氏に聞く」
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201007130317.html
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<latter half(初心者用)>
theme : Things you can’t put up with.
テーマ「あなたが納得のいかないこと」
Q1 : Do you have something you can’t put up with in your daily life?
(for example, workplace, family, or friends)
「日常生活であなたが納得いかないことはありますか?例えば職場、家族、友達に対して」
Q2 : How do you deal with that? Do you tell them what you feel in a straightforward way, or not?
「その納得いかないことに対して、どのように対処しますか?率直に思っていることを相手に伝えますか?」
Q3 : Do you have some TV programs, TV personalities, or media you can’t agree with? and why?
「あなたが納得いかないテレビ番組やテレビ出演者、メディアはありますか?またそれはなぜですか?」
Q4 : Do you have something you want to complain towards the government or Japanese society?
「政府、社会に対して、不満に思っていることはありますか?」
Q5: Make one minute speech to tackle the problem in Q4 and present it to your group members.
「Q4の『不満に思っていること』に対して、対処するための1分間スピーチを考えて、メンバーに発表して下さい。」